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バンライフで拓く、新しいライフスタイル提案 ~ Carstay 宮下氏 インタビュー ~

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2020/4/13(月)

Carstay株式会社 代表取締役CEO の 宮下 晃樹 氏

Carstay株式会社 代表取締役CEO の 宮下 晃樹 氏

車中泊というと学生旅行や節約旅行というイメージがあったが、近年「バンライフ」というライフスタイルが注目を浴びている。バンライフとは生活をクルマで行うことで、誰もが好きな場所で好きな人と暮らすことができるライフスタイル。欧米の若者を中心に注目を浴びており、日本にも広がりつつある。今回は、日本でバンライフを広げているCarstay株式会社の代表取締役社長宮下氏に話を伺った。同社では、バンライフというライフスタイルを紹介するWEBメディア「VANLIFE JAPAN」、車中泊できる場所をマッチングする「カーステイ」、車中泊できるクルマをシェアする「バンシェア」といったサービスの展開を行っている。

■インバウンドをきっかけに、国内のニーズも発見

―創業のきっかけについて教えてください。

私自身、ロシアで7歳まで育ち、大学時代はアメリカで過ごしたこともあり、海外の文化が身近でした。外国人として現地の人にお世話になったため、日本に帰国後は、日本に来る外国人に忘れられない体験をしてもらいたいという思いのもと、長い間インバウンドに関わる仕事をしてきました。

インバウンドに関わる仕事に携わるなかで、日本でクルマを借りたいという訪日外国人の声に接し、レンタカー探しを手伝っていたのですが、手続きが大変でした。何回も日本に来ている方には公共交通でアクセスのしやすい東京や京都だけではなく、クルマでのアクセスがメインになる田舎に行きたいという方も多かったのです。

そういった方に日本でもっと快適に旅をしてほしいという思いから2018年6月1日に Carstay を創業しました。ただ、よくよく調べると、日本人の間でも同様のニーズがあることに気づき、外国人も日本人も両方使えるサービスの開発を始めました。

創業当時に取り組んだことは、キャンピングカーなどのクルマを持っている人と車中泊できる場所をマッチングできるサービス「カーステイ」のローンチです。キャンピングカーで大陸を横断する文化がある海外ではこういったサービスはあったのですが、日本では初となるサービスです。ユーザーからは「道の駅で寝るわけにはいかないから、こういうサービスはうれしいよね」というお声を頂いています。

ユーザーは年齢層が高めの方が多かったのですが、サイトの訪問者を調べてみると20代から30代の方が多く、若い世代の利用には結び付いていないということがわかりました。ヒアリングを重ねるうちに、「車中泊をしたいけどクルマがないからできない」という潜在的なニーズがあることがわかったため、キャンピングカーのシェアも考えるようになり、「バンシェア」の準備を始めました。

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