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ノキアが考えるコネクティビティを実現するクルマの通信の未来 〜既存の4GLTEなのか未来の5Gを使うのか

2017/11/1(水)

自動運転に欠かせない要素の1つであるコネクティビティ。クルマとインターネットがつながり、クルマとクルマ、歩行者、インフラなどありとあらゆるものが通信によってコミュニケーションをとる世界が訪れようとしている。その通信の規格として考えられているのがすでにスマートフォンなどで広く実用化されている4GLTEと、これからサービス化に向けて実証実験などがはじまっている5Gだ。無線通信などの開発ベンダーであるノキアと、自動車部品のメガサプライヤであるコンチネンタルは、それぞれ事業説明会を開き、コネクティビティの戦略を披露した。自動車の通信は4GLTEなのか5Gなのか。両社の説明から考察する。

[LIGARE vol.34 (2017.7.31発行) より記事を再構成]


コネクティビティの早期実現のために

ノキアの考えるC-V2X

通信インフラの設備の製造・開発を手掛けるNokia。フィンランドに本社を置くNokiaは、もともと2015年にBMWなどに売却された地図会社のHereを持っていたことなど、自動車業界でも嘱目されている。その日本法人であるNokiaソリューションズ&ネットワークスは記者説明会を開き、ノキアベル研究員で5GAAの副会長を務めるティエリー・クライン氏と、テクノロジー統括部長の柳原達也氏、IoT事業推進担当役員の西原政利氏がそれぞれ登壇し、「セルラーV2X/Connected Carの最新動向」と題し説明した。

はじめに、ティエリー・クライン氏から、Nokiaが自動車業界で何を行っているのか、また自身が副会長を務める5GAAではどのような取り組みを行っているのか説明があった。

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