奈良公園をWHILL・ZMPのモビリティが走行 建設技術研究所が参画し、サービス検証
2021/2/19(金)
株式会社建設技術研究所(以下、建設技術研究所)は、奈良公園において、公園利用者の周遊性向上を目指して、次世代型パーソナルモビリティによる移動支援サービスの提供を、2月24日から試験的に実施する。
奈良公園には貴重な歴史的文化遺産を有する神社仏閣や文化施設と、豊かな緑の自然美が共存する世界でも類を見ない公園だ。一方、名所は広大な敷地内に点在しており、駅や主要なバス停からの移動は徒歩以外の手段がないことも多く、回遊性が一つの課題となっている。そこで、二次交通としてのモビリティの可能性について、社会実験を行い検討する。実証実験にあたっては、奈良県が「モビリティによる公園利用者の周遊性向上に資する社会実験(奈良公園魅力向上事業)」の事業者を募集し、建設技術研究所が事業者として企画提案し採択された。モビリティ社会実験を通して、公園サービスとしての実用化を目指す。
今回行う実証実験では、奈良公園内を誰でも快適に回遊できるようにするため、ZMPとWHILLの協力のもと、2種類の次世代型パーソナルモビリティによる移動支援サービスを実施する。
実施期間は、2月24日から2月28日の、10時から16時まで。なお、雨天の場合中止の可能性があるとのことだ。ルートは、ZMP・ラクロが大仏殿前駐車場〜二月堂付近の片道0.7kmのコース(所要時間約15分)を、 WHILL Model-Cが、奈良公園バスターミナル~若草山付近の片道1.5km(所要時間約30分)のコースを、それぞれ走行する。実験中は誰でも無料で乗車することが可能だ。
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