ダイハツ、福祉介護・共同送迎サービス「ゴイッショ」を22年春から提供へ
2021/10/27(水)
ダイハツ工業株式会社(以下、ダイハツ)は、地域の高齢者の移動や暮らしを支援する「福祉介護・共同送迎サービス『ゴイッショ』」を2022年春に提供する。10月21日付のプレスリリースで明かした。
同社は、2018年より「らくぴた送迎」を提供し、介護施設が個別で実施している送迎業務の効率化をサポートしている。一方、地域によっては、現状の個別施設がそれぞれ送迎することについて、人材不足の課題が見えてきている。同社は、これらの課題解決に向け、2019年10月より香川県三豊市で検討を開始した。2020年11月に実施した実証事業では、介護施設にとって送迎業務を外部委託することにより業務負担が軽減されることが明らかになった。ほかにも、地域で共同化することにより効率的な稼働が実現できることなども確認している。
さらに、他の自治体へヒアリング活動を行う中で、エリアや人口規模に関わらず、同様の課題を抱えている自治体が多いことも判明した。同社は、このような課題を解決するために、福祉介護・共同送迎サービス「ゴイッショ」として全国展開する。また、2022年春の提供に先立ち、「ゴイッショ」の導入を検討してもらえる自治体を募集する。
なお、同社は、施設にとって、送迎業務の負荷軽減による人材不足解消、質の高い介護サービスの環境構築への寄与を目指す。さらに、地域にとって、高品質な介護サービスを持続的に提供することを目指すという。また、送迎の空き時間を活用し、地域課題にあわせ、「買い物支援などの移動サービス」や「宅食サービスなどモノの配送」を付加する。これにより、地域移動を支援する仕組みを目指すと述べている。
(出典:ダイハツ Webサイトより)