DataHax、AI駐車場「DENNOU PARK」のIoT精算機をアップデート 遠隔再起動などで安定稼働を強化
2025/12/26(金)
DataHax株式会社(以下、DataHax)は2025年12月24日、同社が展開するAI/IoTスマートパーキングシステム「DENNOU PARK」において、精算機の安定性向上を目的とした技術アップデートを実施したと発表した。管理画面からの遠隔再起動やリアルタイム監視機能を追加することで、障害時の迅速な対応と現地出動の削減を実現し、駐車場運営の効率化を図る。
駐車場運営において、精算機のトラブルは利用者満足度の低下や機会損失に直結する深刻な課題だ。通信環境や天候の影響により予期せぬ不具合が発生することも少なくないが、これまでは現地対応が必要なケースが多く、復旧までに時間を要していた。
今回のアップデートは、こうした現場からのフィードバックを反映したもので、新たに追加された機能は主に3点だ。
1つ目は「管理画面からの遠隔再起動」である。精算機に不調が見られた際、現地にスタッフを派遣することなく、管理画面からシステムの再起動が可能となった。これにより、一時的なエラーであれば即座に復旧でき、ダウンタイムの短縮と運営負荷の軽減につながる。
2つ目は「稼働状況のリアルタイム確認」だ。精算機の状態を常時モニタリングできるようにし、異常の早期発見を可能にした。今後は、現地対応が必要かどうかの判断も迅速に行えるようになる。
3つ目は「タッチパネル感度の調整」である。設置環境や個体差による操作感のばらつきをソフトウェア側で調整可能にすることで、利用者の操作ストレスを低減し、問い合わせ件数の抑制を図る。
DataHaxは、機材・ソフトウェア・運用を一体で改善することで、スマートパーキングの信頼性を高めている。今後も現場の知見を活かした継続的なアップデートを行い、安定稼働と運営効率の両立を推進していく方針だ。







