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デンソーら、BlueRebirth協議会設立 再生原料製造業目指す

2025/7/1(火)

BlueRebirth協議会が目指す
2035年の姿

デンソー、東レ、野村総合研究所、ホンダ、マテック社、リバー社は6月30日、使用済み自動車(ELV:End-of-Life Vehicles)の自動精緻解体※1を起点としたCar to Car※2実現のため、動静脈※3が融合したバリューチェーンの構築を目指す「BlueRebirth(ブルーリバース)協議会」設立を発表した。

BlueRebirth協議会の目標は、2035年に向けて自動車リサイクル産業を、自動車産業における資源循環型の新たなバリューチェーンの一翼を担う「再生原料製造業」へと進化させ、Car to Carを実現することだ。

具体的な取り組みとしては、ELVの自動精緻解体を起点に、参画企業や研究機関などと議論や調査を行い、技術開発や実証実験を重ねるとともに、関係企業や団体への提言なども進めていくという。なお、6社は、自動車リサイクルにおける再生材の利用拡大とともに、Car to Carに向けた動静脈融合によるバリューチェーンの構築に取り組むことで、自動車産業のサーキュラーエコノミー実現に貢献していくと述べている。

※1 自動精緻解体:ロボティクス技術やAIの認知・判断技術を駆使して、精緻な解体・選別を自動で行うこと。
※2 Car to Car:自動車のすべての部品を再生原料に戻し、新車の製造に活用し循環させること。
※3 動静脈:経済活動を動物の血液循環に例えた呼称であり、資源を加工して製品などを生産する産業を「動脈産業」、使い終わった製品を集め、再販売、再加工などを通して、再び社会に流通させる産業を「静脈産業」という。

(出典:デンソー Webサイトより)

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