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デンソー、運転スコアのアプリ開発 企業・自治体への普及めざす

2020/10/19(月)

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「yuriCargo」活用イメージ(デンソープレスリリースより)

株式会社デンソー(以下、デンソー)は、スマートフォンで運転をスコアリングするアプリケーション「yuriCargo(ゆりかご)」を開発した。

また、このアプリの活用を通じて、企業や自治体でドライバーの安全運転に対する意識向上を目指す「yuriCargoプロジェクト」を開始する。
yuriCargoは、スマートフォンに内蔵されている加速度センサーやGPSなどの情報で、運転中の急ブレーキ、急ハンドル、急加速、速度超過、スマートフォンの操作などを検出する。それらに基づいて運転終了後に運転スコアを算出することで、安全運転意識を高めるアプリだ。

企業や自治体は、それぞれのサービスやアプリにyuriCargoを組み込むことが可能となっている。ユーザーは、スマートフォンにアプリをインストールするだけで利用できる。
※ 企業が開発した製品やサービスを他企業が自社ブランドとして販売できるホワイトラベル版や、カスタマイズに必要なツールがパッケージとなっているソフトウエア開発キットを活用し、企業や自治体が所有するアプリケーションやサービスに組み込むことが可能。
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「yuriCargo」利用イメージ(デンソープレスリリースより)


yuriCargoプロジェクトは、企業や自治体が所有するサービスやyuriCargoアプリの活用を通して、ドライバーの安全運転に対する意識を高めることを目指す活動だ。

例えば、スコアに基づいた運転指導の実施や、スコアが高いユーザーと地域の飲食店やモビリティサービスの割り引きとひもづけることができる。また、デンソーの発表によると、yuriCargoをベースとしたモビリティ関連業務を効率化するアプリケーションの開発や、yuriCargoで取得したデータを安全なまちづくりに生かすことも可能になるという。

デンソーは、今年7月に社内向けにyuriCargoプロジェクトを開始。約3万人のマイカー通勤者を中心に、運転スコアのランキングの表示やランキング上位者へのインセンティブ提供などゲーム要素も取り入れて実施した。また、「yuriCargo」を活用して独自に活動を始める拠点や部署も出てきており、今後もさらなる安全運転の意識向上を目指し、社員が前向きに取り組める仕組みづくりを進める方針だ。

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