駅探が「くにがみAIバス」実証に参画 LINE予約で観光MaaSを実現
2025/8/13(水)
駅探は、2025年6月から沖縄県国頭村で、観光客向けの次世代型MaaS実証事業「くにがみAIバス」の実証実験に加わった。この取り組みでは、観光の利便性を高めながら地域交通の課題解決を図り、持続可能な観光交通モデルの構築を目指す。
「くにがみAIバス」では、NTTドコモビジネスが提供するAI運行バスを活用し、観光施設間を結ぶ完全予約制のデマンドバスとして運行する。利用者は、LINE公式アカウントを通じて簡単に予約でき、スマートフォンのみでスムーズな移動が可能となる。観光客の利便性と、地域の交通インフラの効率化に応える狙いだ。このプロジェクトは、駅探が提唱する地域マーケティングプラットフォーム構想(RMP構想)の一環。2025年7月からは認知PRを目的とした「RMPソリューションサービス」の提供も開始した。今後は、国頭村の魅力を高める情報発信も行われる予定だ。
今回のプロジェクトでは、「駅探.com」を活用して幅広いプロモーション支援を展開するという。さらに、グループ会社である音生が提供するインスタントウィンサービス「Atatter for LINE」を活用し、認知拡大と利用促進にも力を入れていく方針だ。
技術面では、駅探が持つ乗換案内のノウハウや移動データ、駅を起点とした情報資産を活用する。4年間の実証実験で得られた知見をもとに、LINE上で操作可能な配車予約システムで、サービスの利便性と運用効率の両立を目指す。