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長崎・壱岐で電動トゥクトゥクのレンタル開始 地図作成等への活用検証

2021/6/3(木)

電動トゥクトゥク

株式会社eMoBi(以下、エモビ)は5月31日、クロスモバイル株式会社と提携し、7月下旬から長崎県壱岐市で、IoTデバイス・サイネージ搭載の電動トゥクトゥクによるレンタカー事業を開始すると発表した。電動トゥクトゥクが、移動手段という役割を超え、さまざまなデータ収集/サービス連携のハブとなるサービスの可能性を実証する。
エモビは、2020年12月に設立した学生スタートアップ企業だ。「モビリティを通じた人々の移動の最適化」、「それを支えるエネルギーの持続的供給」をビジョンとして掲げており、電動トライクを基軸とした、モビリティ全般についての販売、サービス開発を行っている。

長崎県壱岐市は、離島で最初に「SDGs未来都市」認定され、特に先導的な取り組みを行なっている地域として選定された「自治体SDGsモデル事業」10地域の一つに選ばれている。また、最新の移動・輸送技術や持続可能なエネルギーなどをテーマに掲げ、新しい取り組みへのサポートにも積極的だ。

今回の事業では、電動トゥクトゥクを移動手段としての役割に限らず、モビリティの新たな活用可能性を検証し、未来のモビリティ・サービスのあり方を模索する。搭載したIoTデバイス・サイネージを駆使し、「地図データ作成」、「経路探索システム構築」、「オペレーション/ビジネスモデルの構築」、「サイネージ広告(車内、車外用)」「災害時の非常用電源としての小型電動モビリティの活用可能性」「VR映像データを活用したバーチャル観光体験」を検証予定だ。なお、エモビは、小型EVとの相性が抜群な離島で地元のステークホルダーも巻き込んだ事業展開を行い、地域を活性化させると述べている。

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