次世代モビリティで移動の自由を アオイエ・マイメリットが新会社設立
2020/9/3(木)
移動型滞在施設事業「BUSHOUSE」を展開する株式会社アオイエ(旧 株式会社DADA)と、電動キックボード事業を展開する株式会社マイメリットの2社は、次世代モビリティによって「移動の自由」の実現を目指す新会社・株式会社EXx(エックス)を設立した。
宿泊やワークスペースなどさまざまな用途に活用できる移動型滞在施設「BUSHOUSE(バスハウス)」を展開してきたアオイエと、電動キックボードのシェアリングサービス「ema」を展開してきたマイメリット。両社は同世代のモビリティ企業として次の時代を担うモビリティ開発を通じて、ともに「移動の未来」を創りたいという思いから今回「株式会社EXx」の創業に至った。
新会社が掲げるミッションは「Mobility for Possibility.」。
モビリティによってあらゆる人・モノが自由に移動できるようになることで、すべての人が暮らす場所や生まれ持った境遇に縛られることなく、平等に、一つでも多くのチャンスにアクセスできるようになる世の中を創りたいと掲げる。
EXxの事業領域は、アオイエとマイメリットそれぞれの強みである移動型滞在施設・電動キックボードといった次世代型モビリティの開発・提供。
さらに企業や地方自治体によるモビリティとテクノロジーの活用が期待されるMaaS時代に向けて、移動データや利用客情報の分析をもとにした企業のモビリティ事業のコンサルティング、観光客に向けたモビリティプラットフォームの開発支援等も行う。
また、新会社設立にあわせて、EXxとアオイエの親会社としてEXxホールディングスが持ち株会社として設立された。アオイエでは、継続してコミュニティハウス事業を運営する。
2020年2月には、モビリティによる地域の観光体験向上を目指し、パナソニック株式会社・宮崎県日南市と連携し、移動型滞在施設『BUSHOUSE』及び電動キックボードを活用した観光客向け統合型モビリティサービスの実証実験を実施した。
日南市は、プロ野球やJリーグなどのスポーツキャンプ地として例年キャンプシーズンになると短期間に多くの観光客が集中することから、「宿泊施設不足」や「移動手段の未整備」の課題を抱えている。
そこで、日南市の該当するエリアでの「BUSHOUSE」の設置、及び「BUSHOUSE」の予約利用と電動キックボードのシェアリングサービスを一つのアプリケーション上で上で観光客に提供することで、ストレスフリーな旅行体験の整備、観光地域の魅力向上に取り組んだ。
この事例をはじめ、EXxは今後も様々な業界の企業や全国の自治体とのモビリティに関連する実証実験・事業開発を予定している。