昨今、中食産業の発展とともにキッチンカー市場は急速に拡大しており、飲食業界において業態の変化、働き方の多様化が進んでいる。キッチンカー業界のさらなる発展のためには、サービス提供者が活躍できるプラットフォームや事業サポートなど環境整備の構築が必要だ。

同協定の目的は、相互の連携を強化し、キッチンカーを通じて、事業者の働き方の多様化および地域産業の一層の活性化を図ることだ。

キッチンカー運営には、交通事故、食中毒、外的な損害などにより急な営業ができなくなるリスクがある。こうしたビジネス上のさまざまなリスクに対し、キッチンカー事業者がより安心して運営できる社会環境の構築に共同で取り組む。

また、自動車による移動型店舗の市場は、都市部から地方への普及、キッチンカーだけでなくさまざまな業種での展開が見込まれている。今後モビリティ社会において必要となるリスクマネジメントの研究とサービスの開発についても共同でおこなうと述べている。