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福井鉄道とヤマト運輸、路線バス「客貨混載」開始

2018/8/9(木)


福井鉄道とヤマト運輸は8月8日、福井県越前市と池田町の間で「客貨混載」を開始することを発表した。北陸地方においては初の取り組みとなる。 ローカル線の路線網維持と物流の効率化による地域住民の生活サービス向上を目的としている。


町の総面積90%を山地が占め、冬は積雪の激しい池田町では、周辺の都市に出るために、町内唯一の公共交通機関であるバスの利用が不可欠だ。しかし、近年の少子高齢化と人口減少に伴う乗客の減少により、路線網の維持が課題となっていることから「客貨混載」を開始することとなった。

越前市と池田町を結ぶ路線バスを利用して宅急便を輸送する。ヤマト運輸のセールスドライバーが、ヤマト運輸芝原センターにて、池田町のお客さまに配達する宅急便を路線バスに積み込み、その後、路線バスは越前(えちぜん)武生(たけふ)駅から乗客と荷物を乗せて運行し、稲荷にて地域担当SDに荷物を引き渡す。

ヤマト運輸は、全国の自治体や企業と連携し、サービスの向上とともに地域の活性化や課題解決を図る「プロジェクトG(Government)」を推進しており、路線バスや鉄道などによる「客貨混載」を全国各地で実施している。

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