ニュース

福島交通、バスロケシステム導入 Googleマップでも運行状況の確認可能に

2020/12/17(木)

バスロケ利用画面イメージ(スマートフォン)

バスロケ利用画面イメージ(スマートフォン)

福島交通株式会社、株式会社みちのりホールディングス(以下、みちのりHD)、株式会社両備システムズは12月16日、福島交通が運行する路線バス(高速バス・空港リムジンバス・季節運行バス・臨時バスは除く)に、バスロケーションシステム(以下、バスロケ)を導入した。
これまでも福島交通は自社ホームページ上や乗換検索・地図情報サービスなどで、運行情報などを提供してきた。今回のバスロケ導入によって、自社サービスに加えてGoogleマップでもバスの現在地や到着予測時刻が検索できるようになった。

福島交通は路線バスの運行とシステム導入・運用、みちのりHDはサービス設計・システム導入支援を行い、両備システムズはバスロケーションシステムの開発・提供をそれぞれ担当する。

このシステムは国土交通省が規定した「標準的なバス情報フォーマット(GTFS-JP/RT)」に準拠しており、主要な乗換検索サービス、地図情報サービスとの連携が容易に可能となっている。

また、各種システム連携によってデータ入力の手間を軽減し、業務運用の効率化、さらにバス車載器にGPSロガーを採用したシンプルな機器構成により、初期導入費用・ランニング費用ともに大幅なコスト削減を実現している(従来比50%削減、みちのりHD調べ)。

さらに、GPSの位置情報のみで停留所の通過判定を行うため、通信が途切れたりGPS測位ができなかったりした場合でもさまざまな補正ロジックで予測精度や正確性を向上させるという。

みちのりグループでは、従来から関東自動車・会津バスではバスロケを導入済みで、今回開発したバスロケをシステム未導入のグループ各社に積極的に展開していく方針だ。福島交通に導入以降、来年1月に岩手県北バス(本社)、同3月に岩手県北バス(南部支社)、茨城交通で導入する予定だ。

バスロケは専用サイトもしくはGoogleマップで利用可能。停留所名を入力してバス接近情報をクリック、または表示されている地図から停留所のアイコンを選択することで、到着予測時刻が分かる。

行きたい場所の最寄り停留所の検索や、地図上でバス車両が現在運行している位置の確認、検索履歴からよく使う停留所を選択して、一度に検索結果画面を表示することもできる。また、停留所までの徒歩ルートも分かる(Googleマップのみ対応)。
バスロケ利用画面イメージ(スマートフォン)

バスロケ利用画面イメージ(スマートフォン)


Googleマップ画面イメージ(スマートフォン) (c)Google

Googleマップ画面イメージ(スマートフォン) (c)Google

get_the_ID : 69536
has_post_thumbnail(get_the_ID()) : 1

ログイン

ページ上部へ戻る