アスクルロジスト、Hacobuの管理サービス導入 輸配送データ共有へ
2021/6/21(月)
ASKUL LOGIST株式会社(以下、アスクルロジスト)は、株式会社Hacobu(以下、Hacobu)提供の「MOVO Vista(ムーボ・ヴィスタ)」を導入した。Hacobuが、6月17日付のプレスリリースで明かしている。
「MOVO Vista」は、Logistics Cloud MOVOのアプリケーションの1つだ。荷主企業、元請企業、協力運送会社は、「MOVO Vista」にアクセスし、オンライン上で輸配送の実行業務をやり取りできる。これにより、3社のコミュニケーションコストが大幅に削減されるとともに、輸配送データをデジタル化・見える化する。
物流業界では依然として日々、大量のメール・電話でのアナログなやり取りが行われている。特に荷主企業、元請企業、下請けの協力運送会社による企業間での輸配送に関わるやり取りが顕著だ。
アスクルロジストでは、協力運送会社への配車依頼をメールと電話で行い、エクセルで管理しているため手間がかかっていた。
「MOVO Vista」の導入によって、輸配送に関する情報の一元化が実現する。具体的には、「輸配送状況の見える化」「輸配送業務の自動化(請求書作成、実績データの蓄積等)」を狙う。さらに、「配車手配・予実管理の時間短縮による業務時間およびコストの削減効果」も期待している。
全ての配送ステータスが、荷主、アスクルロジスト、協力運送会社の3社で見える化され、タイムリーに共有できる。3社間での伝言ゲームがなくなることで、車両の手配漏れや配送ミスに繋がる危険性が大幅に減少することを見込んでいるという。
西日本エリアにおける外販の一部からMOVO Vistaを導入開始し、将来的には全国の輸送網へと適応範囲を拡大していく予定だ。