Hacobuの動態管理サービス「MOVO Fleet」は、専用のGPS端末で車両位置を把握して、運行管理者の業務負担軽減や配送業務の効率化をサポートする、物流業界に特化したテレマティクスサービスだ。

「MOVO Fleet」が車載GPSを標準搭載している日野のコネクティッドトラックに対応したことで、同車両のユーザーは「MOVO Fleet」の専用GPS端末なしで、「MOVO Fleet」の機能を利用することができるようになった。また、日野のコネクティッドトラックは2020年3月までに約10万5千台が生産されている。

このサービスの利用料金については「MOVO Fleet」の専用GPS端末が不要のため、低コストでサービスを利用できる専用プランが適用される。初回登録（台）が2,000円(税抜)で、利用料(月/台)は900円(税抜)。対象車両はプロフィア（2017年5月以降の発売モデル）、レンジャー（2017年5月以降の発売モデル）、デュトロ（2019年5月以降の発売モデル）の3モデルだ。

Hacobuと日野は、ドライバー不足に代表される物流課題の解決を目指して2019年9月に資本業務提携契約を締結。2020年5月にはオープンな物流情報プラットフォームの構築と具体的なソリューションの実現に向けて、Hacobuの物流ソリューションLogistics Cloud「MOVO」に日野のトラック車載GPSの位置情報を接続した。

両社は今後よりデータ連携を強化し、接続した車両・走行データを活用して様々なサービスを展開することでさらなる価値を創出し、社会やユーザーの課題解決をめざす。