HIS、熱海で「グリーンスローモビリティ」活用した観光実証を実施 インバウンド向け周遊ツアーも計画
2026/1/9(金)
株式会社エイチ・アイ・エス(以下、HIS)は2026年1月8日、一般財団法人熱海観光局と連携し、環境配慮型の低速電動車両「グリーンスローモビリティ」を活用した新しい観光プログラムを試験的に実施すると発表した。観光庁の「地域観光魅力向上事業」の一環として、冬から早春にかけての観光需要喚起と、文化・芸術拠点への回遊性向上を目指す。
HISは2024年8月に熱海市とインバウンド観光推進に関する協定を締結している。今回の実証は、急峻な坂道が多い熱海の地形的特徴に対し、開放的で低速なグリーンスローモビリティを活用することで、移動そのものを楽しめる体験価値を創出する狙いがある。
特に「日本一早い梅と桜の競演」が見られる早春のシーズンに合わせ、熱海梅園や起雲閣、MOA美術館などの文化エリアを快適につなぐことで、駅前や海岸線に偏りがちな観光客の流れを分散・拡大させる。
試験プログラムとして3つのコースが設定された。
1つ目は一般来訪者向けの無料体験コースで、熱海梅園と市役所間を結び、手軽に花見体験ができる(2月3日〜5日運行)。
2つ目と3つ目はインバウンド旅行者をターゲットとした有料のガイド付きツアーだ。「花と文化満喫ノスタルジックプラン」では梅園や起雲閣を巡り、「アート&スピリチュアルプラン」ではMOA美術館や来宮神社エリアを周遊する(1月下旬運行)。
HISは本実証の結果をもとに、今後は通年型のツアー商品化を検討する。グリーンスローモビリティを持続可能な観光コンテンツとして確立し、熱海全体の消費拡大とブランド再構築を推進していく方針だ。







