ホンダとGoogle、コネクテッドサービスで協力 2022年後半搭載へ
2021/9/27(月)
本田技研工業株式会社(以下、ホンダ)とGoogle LLC(以下、Google)は、車載向けコネクテッドサービスで協力する。ホンダが9月24日付のプレスリリースで明かした。ホンダの2022年後半に北米で発売する新型車に搭載を開始し、その後、順次グローバルに展開するという。
ホンダとGoogleは、2015年から自動車業界全体で Androidプラットフォームの自動車への導入に向けて協力してきた。その成果として、2016年発売のAccordより「Android Auto」の搭載を開始。スマートフォン機能をドライバー向けに最適化させることで、安全かつ快適に利用できるUX(ユーザーエクスペリエンス)を提供してきた。ホンダは、今回、Googleとの新たな協業を開始することで、UXをさらに進化させる。ホンダのコネクテッド技術とGoogleの先進技術のコラボレーションにより、「移動」と「暮らし」をシームレスに繋ぐ。これにより、ユーザーに寄り添う車載ソリューションを提供する。
同サービスの主な特徴は、「音声アシスタント」、「ナビゲーション」、「車載用アプリケーション」だ。「音声アシスタント」は、車内のディスプレイオーディオに「Google アシスタント」を搭載する。これにより、ドライバーは、音声による操作で用事を済ませることができる。メッセージの送信や経路案内、メディアや車両機能、対応するスマートホームデバイスの操作が可能だ。
「ナビゲーション」では、ユーザーが日頃からスマートフォン等で使用している「Google マップ」を統合する。これにより、「Google マップ」を車載ディスプレイオーディオでも使用できる。さらに、Googleに話しかけることで、運転をしながら自宅までのナビゲーションや到着予定時刻の共有などを操作可能だ。
「車載用アプリケーション」では、スマートフォンを使わずに「Google Play」を使用できる。これにより、車内から直接、音楽やポッドキャスト、オーディオブックを聴くことが可能だ。豊富な車載用アプリケーションによって、ユーザーにより快適な移動の時間を提供する。
■ホンダ 執行職 モビリティサービス事業本部長 高見 聡 氏のコメント
「ホンダの強みである先進的な四輪開発技術と Google の強みである革新的なIT技術の融合により、世界中のお客様に移動と暮らしの新たな価値を提供できることを大変うれしく思います。今後も、従来の自動車業界の常識に囚われず、モビリティの変革に対してスピーディに取り組み、新たな価値創造にチャレンジしていきます」
(出典:ホンダ Webサイトより)