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ホンダ、自動運転レベル3車両を年度内に発売へ 国交省の型式指定取得

2020/11/12(木)

ホンダは11日、自動運転レベル3に必要な国土交通省からの型式指定の取得を発表した。これにより高速道路渋滞時など一定の条件下で、システムがドライバーに代わって運転操作を行うことが可能となった。対応車種は年度内に発売する予定だ。
自動運転レベル3は「特定条件下においてシステムが運転を実施する」もの。同レベルにおいては、車線維持機能やオートブレーキなどのように人の手による運転を支援するのではなく、条件次第でシステムが人に変わり運転を完全に担うことになる(作動継続が困難な場合は、システムの介入要求などに応じてドライバーが対応する必要はある)。

この技術の市場化に向けて国土交通省は、道路運送車両法の一部を改正し、今年4月1日より施行した。改正法では自動運転レベル3の実用化に必要な自動運行装置が、保安基準の対象装置として新たに加わっている。

改正法では、自動運転装置の保安基準を性能・作動状態記録装置の両面で設けている。性能面では「走行環境条件内において、乗車人員及び他の交通の安全を妨げるおそれがないこと」「走行環境条件外で、作動しないこと」など、作動状態記録装置では「自動運行装置のON/OFFの時刻」「引継ぎ警報を開始した時刻」等を6カ月間にわたり(又は2500回分)記録できることが条件だ。

今回の取得により、高速道路渋滞時など一定の条件下で、ホンダの自動運転システムが、ドライバーに代わって運転操作を行うことが可能になる。今回認可を取得した自動運転装置の名称は「トラフィック・ジャム・パイロット(Traffic Jam Pilot)」。この装置を搭載した車種「レジェンド(LEGEND)」は、今年度内に発売予定だ。なお、国土交通省からの要請により、車両には自動運転車であることを示すステッカーを車体後部に貼り付ける必要があるとのことだ。

自動運転車ステッカー

自動運転車ステッカー


(出典:ホンダ Webサイト/国交省 報道発表資料より)

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