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ホンダ、中国新設の開発区新エネルギー車工場稼働開始 自動化等の設備導入

2024/12/24(火)

本田技研工業株式会社(以下、ホンダ)は12月23日、中国における四輪生産販売合弁会社である広汽本田汽車有限公司(以下、広汽Honda)が、広東省広州市に新設した開発区新エネルギー車工場の稼働開始を発表した。

同工場では、高効率・スマート・低炭素な生産体制を目指し、最新の生産設備を導入している。プレス・溶接工程においては、部品搬送の自動化により物流要員のゼロ化を実現し、AIによる溶接強度検査をホンダとして初めて採用。組立工程では、工程全体の約30%を自動化することで、高効率な生産ラインを実現している。

また、環境面では、工場敷地内に合計22メガワットの太陽光発電システムを設置し、再生可能エネルギーを活用することで、年間のCO2排出量を約1.3万t※1削減する見込みだ。さらに、新開発した低VOC※2塗料の採用や、工場排水に含まれる有害物質を100%処理できる設備の導入により、環境負荷の低減に取り組んでいるという。工場からのVOC排出量は大気汚染への影響を最小限とするため、広東省の基準限度に対してさらに70%以上の削減※3を目指すとのことだ。

※1 中国政府(生態環境部)によるCO2排出に関する基準をもとに計算
※2 Volatile Organic Compounds(揮発性有機化合物)
※3 ホンダ調べ(プレスリリースより)

なお、ホンダは、中国において2024年度に新たに発売を予定している次世代EV「烨(yè:イエ)」シリーズもあわせて、2027年までに10機種のHondaブランドEVの投入を予定しており、2035年までに中国でのEVの販売比率100%の達成を目指すと述べている。

(出典:ホンダ Webサイトより)

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