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Hyundai Motor Group、CES 2026でAIロボティクス戦略を発表 新型Atlas初公開とスマートファクトリー構想を提示

2025/12/25(木)

Hyundai Motor Group(以下、ヒョンデ)は2025年12月23日、2026年1月にラスベガスで開催される「CES 2026」において、グループ横断のAIロボティクス戦略を発表すると明らかにした。「Partnering Human Progress」をテーマに、AIロボティクスの商用化加速に向けたビジョンを提示し、傘下のBoston Dynamics(ボストン・ダイナミクス)による新型ヒューマノイドロボット「Atlas(アトラス)」を一般初公開する。

ヒョンデは今回のCESで、グループ全体のバリューネットワークを活用し、AIロボティクスの開発から運用までを一貫して管理する戦略的計画を明らかにする。その中核となるのが、「ソフトウェア・デファインド・ファクトリー(SDF)」というアプローチだ。

SDFは、革新的な製造戦略と、データおよびソフトウェアで運用される高度なスマートファクトリーを融合させた概念である。これにより生産プロセスの柔軟性を最大化し、AIロボティクスの学習・トレーニング・展開を効率的に進める基盤を構築する。

ヒョンデは、ロボットの主要コンポーネント、物流、ソフトウェアにまたがる統合的な能力を活かし、製造業のイノベーションとAIロボティクスの社会実装を加速させる狙いだ。

注目されるのは、ボストン・ダイナミクスの新型「Atlas」の登場。これまで研究開発の現場で進化を遂げてきた電動ヒューマノイドロボットが、CESのステージで初めて一般公開される。

新型Atlasは、安全性と環境適応性を備え、「人と共に働くパートナー」として社会実装されることを目指したモデルであり、ヒョンデのコミットメントを象徴する存在となる。

CES期間中(2026年1月6日~9日)のブース展示では、職場や日常生活でのAIロボティクス活用シナリオを体験できる没入型コンテンツが用意される。

また、四足歩行ロボット「Spot」やモビリティプラットフォーム「MobED」、そして新型「Atlas」によるデモンストレーションも実施され、ヒョンデが描く人とロボットが協働する未来像が示される予定だ。

メディア向け発表会は現地時間1月5日に開催され、公式YouTubeチャンネルでもライブ配信される。

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