Hyundai Motor Group、CES 2026でAIロボティクス戦略を発表 新型「Atlas」量産化とGoogle DeepMindとの提携を公表
2026/1/8(木)
Hyundai Motor Group(以下、ヒョンデ)は、米国ラスベガスで開催中の「CES 2026」において、人間中心のAIロボティクス時代を切り拓くための変革的な戦略を発表した。傘下のBoston Dynamics(ボストン・ダイナミクス)による新型ヒューマノイドロボット「Atlas(アトラス)」の産業展開計画や、グループ全体のバリューチェーンを活用した量産戦略、さらにGoogle DeepMindとの戦略的パートナーシップなどが明らかになった。
今回発表された戦略の中核は、「人間中心の自動化(human-centered automation)」だ。人とロボットの協働により、危険な作業や反復作業をロボットが担い、人はより付加価値の高い役割に注力する未来像を描いている。
CESで初公開された新型「Atlas」は、産業用途を前提とした汎用ヒューマノイドとして設計された。56自由度を備え、AIによる学習機能を搭載することで複雑な作業環境に適応する。ヒョンデはAtlasを量産し、2028年から部品シーケンシングなどの工程へ、2030年には組立工程へと段階的に導入を進める計画だ。
これを支えるのが、グループ全体の能力を結集した「グループ・バリューネットワーク」である。自動車生産で培ったインフラやノウハウ、Hyundai Mobisの部品技術、Hyundai Glovisの物流網を統合し、2028年までに年間3万台のロボット生産体制を確立することを目指す。
また、AIロボティクスの進化を加速させるため、Boston DynamicsはGoogle DeepMindとの戦略的パートナーシップを発表した。Boston Dynamicsのロボット技術と、Google DeepMindの最先端AI基盤モデル「Gemini」などを融合させ、次世代ヒューマノイドの知能化と社会実装を推進する。
さらに、ロボット導入後も継続的な価値を提供するため、サブスクリプション型の「RaaS(Robotics-as-a-Service)」モデルを拡充する。OTAによる機能更新やリモート監視を含めたワンストップサービスを提供し、顧客の投資対効果(ROI)を最大化する方針だ。
ヒョンデは韓国と米国への大規模投資も計画しており、AIロボティクス分野におけるグローバルリーダーとしての地位を強固なものにしていく。







