街のデータ活用が広がるエッジAIカメラ、Ideinとアイシンが共同開発
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2023/2/24(金)
エッジAIプラットフォームを運営するIdein株式会社(以下、Idein)は2月7日、株式会社アイシンと共同で開発したエッジAIカメラ「AI Cast(アイ キャスト)」の発表に先駆け、メディア向けの説明会を行った。想定しているのは小売業・製造業での使用だという。自動車業界でも需要が高まるエッジAIの利用シーンを街全体から見た場合、どのように活用できるのだろうか?
Ideinは2015年4月に設立したスタートアップ。主な事業にはエッジAIプラットフォームの開発や運営、次世代自動車に関する受託開発事業がある。2018年にアイシン精機(当時)と資本業務提携を結び、2020年にはアイシン精機に加え、KDDI株式会社や双日株式会社などから総額20億円規模の資金を調達するなど、事業の拡大を続けてきた。
具体的な取り組みの一つとして、伊藤忠商事株式会社(以下、伊藤忠商事)らと行ったファミリーマート店舗での顧客行動の分析がある。この取り組みでは、店内に設置したデジタルサイネージにエッジAIプラットフォームを搭載し、AIカメラによる人数・属性・視聴率といった広告効果の測定を行っている。なお、Ideinと伊藤忠商事は昨年12月に資本業務提携を結んだ。
■エッジAIが注目される背景
Ideinが開発・運営を行うエッジAIプラットフォームの名称は「Actcast」。カメラやマイクなどのデバイスから取得した画像や音声などを解析し、データの収集・活用が可能だ。※このコンテンツはLIGAREオンライン法人プレミアム会員限定公開です。会員の場合はログインしてください。
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