いすゞ、運行管理システム「MIMAMORI」に新機能追加 業務効率化へ
2025/5/16(金)
いすゞ自動車(以下、いすゞ)は5月13日、クラウド型運行管理システム「MIMAMORI(みまもり)」に物流業務の効率性を高める新機能を追加し、サービスの提供開始を発表した。
今回の新機能追加の目的は、2025年4月1日に施行された「流通業務の総合化及び効率化の促進に関する法律及び貨物自動車運送事業法の一部を改正する法律」(物流改正法)への対応だ。荷待ち荷役時間をより正確に把握するため、MIMAMORIに標準機能として「荷待ち判定機能」、「作業時間集計機能」、「作業時間ハイライト表示機能」の3つを追加している。
具体的な機能内容としては、「荷待ち判定機能」では、事前に登録された地点に到着後、荷役作業開始までの滞在時間がある場合、「荷待ち」と判定し、運転日報に反映することができる。また、「作業時間集計機能」では、荷主拠点ごとの作業時間の集計が可能になるという。くわえて、拠点単位または作業時間の長い順などで集計ができるため、運送事業者の作業状況確認時間を削減することができるとのことだ。
一方、「作業時間ハイライト表示機能」では、荷主拠点での荷待ち、荷積、荷卸などが事前に設定した時間を超過した場合、運転日報にハイライト表示することで視認性が向上し、視覚的に状況把握することが可能となる。
なお、いすゞは、これからもコネクテッドサービスを通じて輸配送効率を高め、利用者と社会が抱える課題へのソリューションを提供していくと述べている。

荷待ち判定機能
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(出典:いすゞ Webサイトより)