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Japan Taxiがつくるスマートタクシー(1/2)

2016/5/31(火)


Japan Taxiが「AMOS-825」を開発する背景

Japan Taxiは日本交通の子会社IT部門のような存在であり、「モビリティーイノベーション」を掲げる会社です。「AMOS-825」を開発する背景には、UBER(ウーバー)や、ライドシェアの解禁など顧客の選択肢の増加にあります。「Japan Taxiの母体となる日本交通には4000台のタクシーがあり、ブランド力が強みです。業務支援やタクシーのオペレーションサポートの他にも、何か新しいことをしていかないといけない」とJapan Taxiプロダクトマネージャー山本智也氏(以下、山本氏)は語ります。現在Japan Taxiでは300万ダウンロードを突破した全国30000台のタクシーをアプリで呼べる「全国タクシー」の開発やハードウェアの開発など、次々と新しい仕掛けを打ち出しています。

AIOSを目指し開発されているタクシーの車載機器。ドライブレコーダーやIP配車システムなど、タクシー運営のハードとソフトをパッケージとする考え方


既存の慣習からの脱却

今までは車載機器をメーカーから買うのが慣習であったタクシー業界。「“あるもの”を一方的に買わないといけない状況で、機器の進化が起こらなかった」と山本氏は語ります。ハードウェアの開発に乗り出したきっかけは、日本交通の代表取締役会長であり、現在Japan Taxiの代表取締役を務める川鍋一朗氏のハードウェアベンチャー企業社長との出会いでした。「勉強代も含めてドライブレコーダーから作ることになりました」(山本氏)。タクシー車内でのハードウェア機器について全て開発していく予定で、「AMOS-825」を含めた車載器全てをAIOSで1つのシステムに束ねます。

AMOS-825を他の車載器と組み合わせた実際の写真。




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