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冒険心を呼び覚ます三菱自動車 技術の粋を結集した新コンセプトカーを発表【JMS2023】

2023/11/9(木)

三菱自動車工業は、ジャパンモビリティショー2023で、技術の粋を集めたコンセプトカー電動クロスオーバーMPV「MITSUBISHI D:X Concept」を世界初披露。また、2024年初頭に国内で発売予定の新型ピックアップトラック「トライトン」日本仕様(プロトタイプ)も日本初公開した。さらに、車で到着した地点から一歩先へと進むバギータイプの小型モビリティ「Last 1 mile Mobility」も世界初披露した。

技術の粋を結集「MITSUBISHI D:X Concept」

今回紹介したコンセプトカーは、未来のデリカをイメージした電動クロスオーバーMPVのスタディモデル「MITSUBISHI D:X Concept」。

MITSUBISHI D:X Concept

※上と右に配置している写真は、三菱自動車のプレスリリースより

三菱自動車の加藤隆雄社長(以下、加藤社長)は、「電動化技術と四輪制御技術を中心に当社の技術の粋を集めたコンセプトカーです」と紹介した。

このコンセプトカーは、 “Borderless Adventure”をコンセプトに掲げ、開放感あふれる大空間キャビン、航続距離と高い走破性を実現。また、PHEVシステムと電動4WDの併用で天候や路面状況、走行環境にとらわれない行動範囲の広がりをドライバーに提供する。

音声対話式の「AIコンシェルジュ」も採用。目的地までの案内や、道中のおすすめ立ち寄りスポット提案などを行う。また、ドライバーの好みに合わせた楽曲を流し、ヤマハと協業した高品質で臨場感のあるサウンドシステムで音楽を存分に楽しめる。

AIコンシェルジュ
(三菱自動車 プレスリリースより)



2024年初頭の導入を目指す新型「トライトン」

新型ピックアップトラック「トライトン」も紹介した。「Power for Adventure」という商品コンセプトで、内外装デザインからフレーム、シャシー、ボディ、エンジンなどを一新した。日本市場へ約12年ぶりに投入する計画で、来年初頭の発売を予定している。

トライトン

※3点の写真は、三菱自動車のプレスリリースより

トライトンの特徴は、主に以下の4点だ。

1.耐久性と信頼性を磨いた新開発のラダーフレームを採用し、高出力化と環境性能向上を両立した新開発の2.4Lクリーンディーゼルターボエンジンを搭載。

2.新開発のサスペンションによる良好な乗り心地や優れた操縦安定性、スーパーセレクト4WD-II、バージョンアップしたドライブモードによる高い走行性能を実現。

3.存在感のあるフロントフェイスとワイドで厚みのあるスタイリング、機能的で操作性に優れ、上質感を持ったインテリア。

4.衝突安全性能の向上と最新の安全運転支援機能の充実、快適性の大幅な向上により、ビジネスユースからパーソナルユースまで幅広く対応する。


バギータイプの小型モビリティ「Last 1 mile Mobility」

次世代の椅子型モビリティの開発・製品化に取り組んでいるスタートアップ企業 LIFEHUB株式会社とのコラボレーションによる未来の小型モビリティ「Last 1 mile Mobility」も参考出品した。
※モビリティ製品の研究開発を行うスタートアップ企業。ロボティクス・AIなどの先端テクノロジーを駆使した製品開発に取り組む。

三菱自動車プレスリリースより

三菱自動車プレスリリースより



電動車の使用済みバッテリーを搭載したバギータイプのラストワンマイルモビリティ。クルマでたどりついた場所のさらに一歩先への冒険を可能とする。

冒険心を呼び覚ます、心豊かなモビリティを

加藤社長は、これからの三菱自動車について「今後カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みが加速し、モビリティはどんどん進化していくでしょう。その中で三菱自動車はどんな時代になっても冒険心を呼び覚ます、心豊かなモビリティライフをお客様に提供し続けてまいります」と締めくくった。

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