JR東日本とJR北海道、東北・北海道新幹線にリモートワーク推奨車両を設置
2021/6/14(月)
東日本旅客鉄道株式会社(以下、JR東日本)は6月9日、北海道旅客鉄道株式会社と連携し、東北・北海道新幹線「はやぶさ」の全列車の1号車を「リモートワーク推奨車両」とし、始発駅から終着駅までの区間で新幹線オフィスとして利用できる実証実験を6月14日から開始すると発表した。
JR東日本は、2021年2月に新幹線の座席でもウェブ会議を実施可能な車両(以下、リモートワーク推奨車両)を設定し、利用動向や課題を調査する実証実験を実施した。九州旅客鉄道株式会社も九州新幹線にリモートワーク推奨車両を6月14日~6月30日(土休日除く)で実施する。今回の実証実験は、6月14日~7月16日(土休日を除く)で実施する。「リモートワーク推奨車両」では、座席でウェブ会議や携帯電話などによる通話が可能だ。乗車券、新幹線特急券など(新幹線eチケット含む)で利用できる。利用者には、JR東日本の運営するシェアオフィス「STATION BOOTH」の無料利用チケットを提供予定だ。
また、「リモートワーク推奨車両」では、快適で効率的なリモートワークを体験できるツールの貸し出しも行う。貸し出しを行う対象列車は、6月14日~6月30日、および7月1日~7月16日の予定だ。新幹線降車後の移動を想定したレンタカー車内で使うことのできるビジネスキットの提供、および更なる新幹線オフィスの快適性の向上を目的とした、デスク環境やパーソナル空間づくりの検討も行う。