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WHILL、羽田空港に自動運転システムを拡張 国内線出発ラウンジ全域に

2021/6/11(金)

WHILL株式会社(以下、WHILL社)と羽田空港旅客ターミナルを運営する日本空港ビルデング株式会社は6月10日、空港を利用するユーザーが搭乗ゲートまで乗車できる「WHILL自動運転システム」運行サービスを、第1・第2ターミナルの国内線出発ゲートラウンジ全域に拡張すると発表した。

今回のサービスは、WHILL社が開発する、デザイン性と走破性に優れたパーソナルモビリティに自動運転・自動停止機能などを搭載した「WHILL自動運転モデル」と、複数の機体を管理・運用するシステムから構成される、歩道・室内領域のための自動運転システムだ。あらかじめ収集した地図情報と、センサー群で検知した周囲の状況を照らし合わせ、自動走行および自動運転による無人で返却可能だ。

2020年7月に、羽田空港第1ターミナル北エリア内に初期導入しており、初期導入時点で、空港における自動運転パーソナルモビリティの実用化は羽田空港が世界初だ。導入期間において安定した運用が確立されたため、今回、羽田空港第1・第2ターミナルの国内線出発ゲートラウンジ全域において展開するに至っている。


今回のサービスの特徴は、空港を利用するユーザー自身がタッチパネル操作で自動運転パーソナルモビリティを使って搭乗ゲートまで移動できることだ。これにより、長距離の歩行に不安を感じられる方を含む全てのユーザーに快適な移動手段を提供ことができる。また、利用時に空港係員との接触が回避されることにより、新型コロナウイルス感染症への感染リスク低減にも寄与する。

なお導入は、6月14日に第1ターミナル全域と第2ターミナルの北エリア、7月中旬以降に第2ターミナル全域に行う。羽田空港から国内線搭乗のユーザーであれば、8:00〜20:00(通年)の時間に無料で利用可能だ。

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