ニュース

JR東日本、仙台でMaaS実証行う 乗り放題券やデジタルクーポンで移動促進

2020/1/31(金)

TOHOKU MaaS 利用シーンのイメージ

TOHOKU MaaS 利用シーンのイメージ

東日本旅客鉄道株式会社(以下、JR東日本)・宮城県・仙台市は、「仙台まるごとパス」のデジタル化をはじめとした「仙台圏における観光型MaaS」の実証実験を行うと発表した。実施期間は2月1日~29日の1カ月間、サービス名称は「TOHOKU MaaS」。今回仙台で行う実証で観光の利用動向などを調査・分析し、2021年に実施するJR東日本の大型観光キャンペーンでの本格導入を目指す。

■実証実験の内容

(1)実施期間 2020年2月1日(土)~2月29日(土)
(2)対象エリア 仙台を中心としたエリア
(3)専用サイトでダウンロード不要のWEB サービス(日本語・英語・繁体字の3言語)が利用可能
(4)協力企業・団体: 仙台まるごとパス運営協議会、(一社)国分町街づくりプロジェクト、タイムズモビリティ㈱、仙台国際空港㈱、㈱ぐるなび、仙台ターミナルビル㈱、㈱JR 東日本リテールネット、㈱日本レストランエンタプライズ、JR 東日本東北総合サービス㈱、JR 東日本レンタリース㈱

■サービス内容

【検 索】

・JR東日本アプリと連動し、現在地から目的地までの経路検索
・地図上に観光地や飲食店、駅レンタカー、タイムズカーシェア、ホテルの表示

【予 約】

・駅レンタカー(仙台営業所)の予約

【決 済】

・デジタルチケットの購入(クレジットカード決済)
[仙台まるごとパス]
仙台を中心としたエリアのJR・地下鉄・バスが2日間乗り放題
[国分町バル]
国分町の38店舗でお奨めの料理やドリンクなどの限定メニューを楽しめる

【特 典】

デジタルチケットの「仙台まるごとパス」には、対象の147店舗で使えるクーポンブック(デジタルクーポン)や、購入後アンケートに答えた後に専用端末による抽選で買い物券があたる「お土産スクラッチ」など、さまざまな購入者特典を設けている。

JR東日本・宮城県・仙台市の3社は、かねてから複数の移動手段や観光などの検索・予約・決済をシームレスに行えるMaaS構築の検討を進めてきた。今回の実証は「第一弾」として位置づけており、仙台圏を訪れる観光客の利用動向や、多言語化による訪日外国人旅行客の利用実態を把握し、データ分析を行う。2020年度に第二弾の実証実験を行い、2021年4月~9月に開催する「東北デスティネーションキャンペーン」での本格導入に向けて、サービス内容の検討を行う。
本記事に掲載した画像はすべてJR東日本のプレスリリースより

get_the_ID : 44848
has_post_thumbnail(get_the_ID()) : 1

ログイン

ページ上部へ戻る