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JR西日本、4月から「時差通勤で ICOCAポイント付与」開始 MaaSアプリの活用も

2021/2/22(月)

「新常態」に適応した鉄道利用を表すコンセプトワード

「新常態」に適応した鉄道利用を表すコンセプトワード

JR西日本は、4月から時差通勤でICOCAポイントが貯まる新サービスを開始する。昨年発表したJR西日本のMaaSアプリ「WESTER」も活用し、利用の促進を図る。新たなライフスタイルにおける鉄道利用を提案し、ICOCAを中心として利便性と快適性の向上を目指す。

JR西日本は、新型コロナウイルス感染拡大を契機とした社会の行動変容を受け、これまでも駅や列車の混雑緩和、非接触・キャッシュレスの推進や駅・車内の抗ウイルス・抗菌加工を行ってきた。さらに今回、働き方や暮らしの多様化、価値観の変化に対応し、「新常態」に適応した鉄道利用を表すコンセプトワード「NEW WAY of RAILWAY ~新しい乗車スタイルで、その先の安心へ~」のもと、さまざまな取り組みを展開する方針だ。

昨年12月には時差通勤ポイントサービスの開始を発表。当初の予定通り、今年4月から開始する。時差通勤を身近に感じ、気軽に参加してもらいたいとの思いを込めて「ICOCAでジサポ」とのサービス名で展開を行う。

サービスロゴ

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「ICOCAでジサポ」のサービスでは、平日朝に、対象発駅で通勤用のICOCA定期券により入場後、ピーク時間後の9:15~10:30に対象着駅で出場した場合に、利用1回ごとにICOCAポイントが20ポイント貯まる仕組みだ。

ただし、ICOCA定期券区間内の駅相互間を、自動改札機で入出場した場合に限る。定期券区間外の乗車、のりこし精算機での精算、同一駅での入出場、列車の遅延時を含めた対象着駅での時間外下車は対象外となる。なお、サービス利用には、ICOCAポイントサービスの利用登録(無料)が必要だ。

実施期間は、4月1日から2022年3月31日まで。対象券種は、通勤用ICOCA定期券で、通学定期券・磁気タイプの定期券・こどもICOCAは除く。

対象発駅は、対象着駅からICOCA定期券を発売できる範囲の駅。対象着駅は、大阪都心部の33駅で、大阪環状線・JRゆめ咲線・JR東西線の各駅、JR難波駅、新大阪~尼崎駅間の各駅だ。ただし、<1>新大阪駅まで在来線を利用し、乗換改札口から新幹線に乗り換える場合、 <2>新大阪駅まで新幹線を利用し、在来線に乗り換えしない場合、以上の場合はポイント対象外となる。

また、時差通勤を推奨する取り組みとして、毎月10 回・15回の利用でボーナスポイントがそれぞれ30ポイント加算される。そのほか、JR西日本のMaaSアプリ「WESTER」上で、時差通勤の利用者向けにクーポンを配信する予定だ。

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