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JTBら、5G、XR、AIを活用した新しい移動体験の実証実験実施

2022/2/2(水)

JTBらが実施した
実証実験の使用車両

株式会社JTBは、5G、XR、AIを活用して車室内でエンターテインメントコンテンツやオンラインツアーが楽しめる「新しい移動体験」の実証実験を行う。2月1日付のプレスリリースで明かした。
同実証実験は、トヨタ自動車株式会社、トヨタ紡織株式会社、株式会社NTTドコモと共同で実施する。愛・地球博記念公園(愛知県長久手市/通称・モリコロパーク)で2月10日、11日、14日~16日に行う予定だ。

同実証実験では、「移動車両内での複数人同時エンターテインメント体験の提供」と「車室空間での遠隔地とリアルタイムコミュニケーションが可能なオンラインツアー」を実施する。エンターテインメント体験では、ライドアトラクション用バス「MOOX(ムークス) on FCバス」を使用し、立体音響やXR技術による新しい車室空間を提供する。複数人が同じインタラクティブなコンテンツを体験しながら移動する実証実験を行う。

「車室空間での遠隔地とリアルタイムコミュニケーションが可能なオンラインツアー」では、 車室空間コンセプト「SQUAL(スクォール)」を使用する。広島県福山市/鞆の浦とモリコロパークを5Gで接続し、車両内の3面ディスプレイを用いて臨場感と没入感のあるオンラインツアーの実証を行う。

なお、JTBは今後、先進技術を生かした「新しい移動体験」を観光やエンターテインメントの領域で活用する。そして、旅を含めた様々なシーンにおける新たな顧客体験価値の創造を目指す。具体的には、JTBが蓄積する観光データ等と移動の空間と時間を有効活用。これにより、乗車する人に周辺もしくは遠方の地域の魅力を届けることで、新しい観光ルートの提案や回遊性向上、人流創出に取り組むという。さらに、デジタルや先進技術を取り入れながら、リアルでしか体験できない価値の魅力を最大限引き出す。同時に、地域消費額を拡大させることで、持続可能な観光地経営と地域社会の発展に貢献すると述べている。

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