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JTBとニアミーが業務提携、観光地における二次交通の課題解決へ

2023/3/9(木)

連携イメージ

株式会社JTB(以下、JTB)は、株式会社NearMe(以下、ニアミー)と資本業務提携契約を締結した。3月8日付のプレスリリースで明かしている。両社は、JTBが進める「持続可能な観光地づくり」において、二次交通の課題解決をはかるべく協業を進めていくという。

日本国内において、タクシーの配車アプリ等を通じて、目的地の近い旅客同士を運送開始前にマッチングし、タクシーに相乗りさせて運送するサービスを認める新たな制度が、2021年11月から導入された。これにより、利用者は、タクシーの相乗りによって割安に移動できるようになった。一方、タクシー事業者は、「相乗りサービス」の提供により、新たなタクシー需要の喚起や、効率的な運行が可能になっている。

ニアミーは、このような環境の変化に対して、事前予約とAIを用いた最適化アルゴリズムによるマッチングを中心とした「相乗りサービス」を開発し、サービスの提供を実現している。また、ニアミーは、地域が抱える移動・交通の課題解決を手助けする“スマートシャトル”を提供中だ。今回の提携により、JTBが進める観光地デジタル化支援事業領域における、観光型MaaS「Tourism Platform Gateway」の交通サービス機能としての活用や、タクシー事業者のDX支援につなげる事が可能となる。

具体的な取り組み内容としては、二次交通サービスの拡充や、拠点から会場までの効率的な移動サービスの開発を行う。ほかにも、タクシー事業者へのDX支援やソリューションの提供、JTBグループで旅行商品を購入した人への移動サービスの提供も実施する予定だ。くわえて、交通弱者向けのソリューション提供、その他新たな共創サービスの開発も行うという。

なお、JTBは、「相乗りサービス」によるタクシーの効率的な運行により、CO2削減につなげ、地域住民やニアミーと共にSDGsの実現を目指していくと述べている。

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