KDDIとアビスパ福岡、生成AIを活用した観光プラン提案の実証開始
2025/4/22(火)
アビスパ福岡とKDDIは4月14日、スタジアムと街の回遊促進を目的として、生成AIがスタジアム周辺における試合前後の観光プランを提案する実証開始を発表した。
同実証では、2025年5月に開催されるアビスパ福岡のホーム・アウェイの試合会場に来場されるサポーターを対象に、スタジアム周辺の飲食店・ホテル・おすすめの観光地などを生成AIが来場者の興味関心にあわせて提案するWebアプリを提供する。これにより、来場者は観戦前後でのスタジアム周辺における観光に関する情報をスムーズに収集し、観光プランを立てることが可能だ。
具体的には、試合日程、スタジアムの最寄り駅到着時刻と出発時刻、観光スタイルを選択すると、選択した情報に合わせて最適な観光プランをAIが生成する。さらに、生成された観光プランに対する要望を自然言語で入力すると、入力内容に応じて観光プランを修正することが可能だ。なお、アビスパ福岡の公式コミュニティ「アビスパDAO」でサポーターや地域住民から寄せられた、飲食店や観光地の情報・口コミから、観光プランの作成に必要なデータを抽出・集約するという。
なお、両社は、移動手段・飲食店・ホテル・おすすめの観光地などが含まれた観光プランをお客さまの興味関心に合わせて生成することで、スタジアム周辺の体験価値と利便性を向上し、来場者数増加を図る。そして、地域の魅力を伝えることでスタジアムと街の回遊や宿泊を促進し、地域経済を活性化していくと述べている。