関電ら、水素混焼発電におけるCO2排出量算定や水素追跡の実証開始
2025/8/21(木)
関西電力、BIPROGY、川崎重工業(以下、川崎重工)は8月19日、姫路第二発電所の水素混焼発電において、水素製造から電力供給までの一連のプロセスにおけるCO2排出量を算定の上、水素をトラッキング(追跡・記録)し、環境価値※1を管理する実証を8月22日より開始すると発表した。
同実証は、姫路第二発電所エリア内で製造した低炭素水素にくわえ、福井県で製造された原子力由来の低炭素水素や、山梨県で製造された再生可能エネルギー由来のグリーン水素に対して、個別に30分単位で、CO2排出量の算定と水素のトラッキングを行う。その上で、水素混焼によって発電された電力が、低炭素水素やグリーン水素由来であることの識別が可能であるかを検証するという。
また、トラッキング方法についても、第三者認証機関であるDNV※2の支援を受けて、国際規格に則った方法であることを検証。この取り組みを通じて、水素製造のエネルギー源や製造時間・場所といった由来を明らかにした電気を、利用者へ届けることを目指すとのことだ。
※1 再生可能エネルギーなど、二酸化炭素を排出しないエネルギー源が持つ、電気や熱そのものの
価値に加えて、環境への貢献を示す付加価値。
※2 ノルウェー・オスロに本部を置く国際的な第三者認証機関・船級協会。(プレスリリースより抜粋)
価値に加えて、環境への貢献を示す付加価値。
※2 ノルウェー・オスロに本部を置く国際的な第三者認証機関・船級協会。(プレスリリースより抜粋)
(出典:関西電力 Webサイトより)