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【関電・阪大・阪急バス】電気バスの運行と充放電システムを検証開始

2021/2/18(木)

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産学連携による実証実験の取組みイメージ

関西電力株式会社(以下、関西電力)、国立大学法人大阪大学(以下、大阪大学)、阪急バス株式会社(以下、阪急バス)は、大阪大学の学内連絡バスなどに電気バスを導入し、最適な充放電システムの構築に向けた産学連携による実証実験を開始する。

今春誕生する大阪大学の箕面新キャンパス、および豊中、吹田の各キャンパスを結ぶ学内連絡バスなどに、阪急バスは一般路線タイプの大型電気バス2台を導入する。

電気バスは夜間電力を利用して充電し、学内連絡バスなどの用途で運行するとともに、運行を行わない昼間に電気バスの蓄電池から営業所に放電する。さらに、BCP(事業継続計画)の一環として、災害などによる停電時にも、電気バスの蓄電池から営業所の一部に電力を供給する。

大阪大学は、大学院工学研究科モビリティシステム共同研究講座において、気温や運行状況といった電気バスの運行データなどを活用しながら、最適な充放電システムの構築に向けたアルゴリズムを算出・検証していく。
※ 電気自動車の普及への世界的な期待の高まり、人々の生活を格段に向上するモビリティの革新、エネルギーシステムの電化やデジタル化の潮流など、モビリティシステムを取り巻く社会動向を受け、2020年4月に大阪大学大学院工学研究科に設置。

関西電力は、電気バスの充電量や営業所建物の電気使用状況を踏まえ、最適な充放電となるようエネルギーマネジメントを行うとともに、電気バスに搭載された蓄電池を遠隔制御することによるVPP(仮想発電所)実証を行う。

今後、関西電力は国内の交通事業者だけでなく、自治体や法人顧客向けに、電気バスと充放電システムを用いた新たなモビリティサービスの提案・販売等を進めていく方針だ。

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