リブ・コンサルティングとAMANE、MaaSの新潮流となる、カーディーラーのコンセプトブックを発表
2021/12/10(金)
株式会社リブ・コンサルティング(以下、リブ・コンサルティング)、株式会社AMANE(以下AMANE)は12月9日、共同でカーディーラー業態の進化への一助として、新たなカーディーラーのコンセプト「Beyond-CarDealer ConceptBook」を発表した。業界の役割を「地域社会と共創の中で“well-being”な移動体験/暮らしを提供する」と再定義することで、同領域でのコンサルティング活動を加速させる方針だ。
ここ数年、カーボンニュートラルの潮流、働き方改革やコロナ禍による移動ニーズの多様化、購買プロセスのデジタル化など、カーディーラー業界では1960年代のモータリゼーションから60年間続いたビジネスモデルの崩壊が始まっている。このような背景から、モビリティ業界に強みを持つリブ・コンサルティングは、アーバンテックに関する事業開発をおこなうAMANEとともに、大変革期を迎えているカーディーラー業界に向けて、新たなカーディーラーのコンセプト、役割を整理したコンセプトブックを発信。コンセプトは「地域社会と共創の中で“well-being”な移動体験/暮らしを提供する」とした。今後は、コンセプトブックを元にカーディーラー業界の進化、発展のサポートを強化する狙いだ。
今回発表した「Beyond-CarDealer」で掲げられている機能は5つある。
1.「“モビリティ体験”Base」
カーディーラーを非日常的な“モビリティ体験”の場として、「新たな体験」と「発見・学びの場」を担う地域のレジャースポットとして活動。
2.「モビリティ/エネルギーハブ機能」
多様なモビリティをシームレスにつなぎ、移動の選択肢を提供しながら新しいライフスタイルを創出。
3.「地域の移動/生活に係るコンシェルジュサービス」
住まい、行動履歴、生活パターンなどのデータをもとに、その街に根ざしたディーラーが、⾧期的な視点でその人に合った総合的なモビリティライフをオーダーメイドでご提案。
4.「地域のコミュニティ活性化」
地域の衣食住などのコミュニティの維持、活性化を促進するため、コンテンツや場の提供を実施。
5.「データを活用した域内経済の活性サービス」
リアル/デジタル上で、移動実績/移動ニーズ/属性データを収集・分析し、パーソナライズされたソリューション提案を実施。
https://www.libcon.co.jp/abc/download/detail_68/
リブ・コンサルティングらは、今回のコンセプトブックの発表を皮切りに「移動/暮らしの“負の解消”」と「モビリティ自体の“楽しさの発見”」の2つのアプローチから、地域社会の“無くてはならぬ”を実現するカーディーラーの成長、発展に寄与していくと述べている。