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LINEとマイクロソフト、小売業界のDXを支援する共同プロジェクト開始

2021/11/10(水)

LINE株式会社(以下、LINE)は、日本マイクロソフト株式会社(以下、日本マイクロソフト)、およびMicrosoft Azureのパートナー各社と基本合意書を締結した。そして、小売業界のDX支援を目的とした共同プロジェクトを開始する。11月4日付のプレスリリースで明かしている。
新型コロナウイルス感染症の拡大により、経済・生活、行政、働き方、医療、教育、防災など、多様な分野においてデジタル化が求められている。一方、日本のデジタル化には、オンライン手続きの不具合やシステムの不整合など、さまざまな課題を抱えている。小売業界においても、オンラインとオフラインを融合させた顧客コミュニケーションなど、新しい生活様式における小売事業者と消費者の関係性の構築が求められている。

LINEと日本マイクロソフトは5月、MaaSの共同プロジェクトを発表した。今回の共同プロジェクトでは、小売業界のデジタル化をUXとクラウドインフラサービスの両方から支援する。LINEのAPIとマイクロソフトのクラウドサービス提供のサービス群を掛け合わせたソリューションを開発。これにより、小売におけるフリクションレス・プライスレス・ボーダーレスな顧客体験を実現する。


また、LINEは、「LINE API Use Case」上で、小売業界に特化したコンテンツ「デジタル時代の新しい購買体験をLINEで」を公開した。同コンテンツでは、オフラインとオンラインが融合した(Online Merges with Offline)、横断的なカスタマージャーニーをデモで紹介している。例として、会員証の提示やオンデマンドバスによる店舗への移動、スマホレジによる購買手続きなどを挙げている。
なお、同社は、今後もパートナー企業との密接な連携とさまざまなメニューを通じて、企業とユーザーの双方にとって価値のある情報接点を提供するという。そして、コミュニケーションインフラとして多様な活用の可能性を広げると述べている。

日本マイクロソフト株式会社 パートナー事業本部 コミュニケーションパートナー統括本部 統括本部長 安藤 浩氏のコメント
「日本マイクロソフトは、この度のLINE株式会社様およびプロジェクト参加パートナー様による「Microsoft Azure」をプラットフォームに活用した「小売業界のDX支援を目的とした共同プロジェクト」の開始を心より歓迎いたします。多くの利用者がいるLINEのAPIとMicrosoft Azureを連携することで、今後、企業のお客様のデジタルトランスフォーメーションを推進する多くのソリューションが構築、展開されていくものと確信しております。」

(出典:LINE Webサイトより)

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