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好きな場所で借用・返却可能なカーシェア、福岡市内で実証実験開始

2021/6/22(火)

スタッフが車を届ける様子

株式会社LOMA(以下、LOMA)は、「LOMACA」の実証実験を2021年5月より福岡市内で開始した。6月21日付のプレスリリースで明かしている。「LOMACA」は、好きな場所で車を借り、好きな場所で車を返却できるカーシェアサービスだ。
「LOMACA」では、ユーザーがアプリを通じてカーシェアを希望し、近隣のコインパーキングに駐車することで返却が完了する。「LOMACA」スタッフが、ユーザーの希望する場所まで車を運転し、その後は車載型EVバイクを使って戻るという仕組みだ。これにより、非対面・非接触でのカーシェアの受付・返却ができる。

今回のサービスには、GPS情報、アプリによるカーシェア使用時間の管理、およびAIによる利用状況事前予測を行っている。GPS情報には、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社提供の無線通信サービス「ELTRES IoTネットワークサービス」を使用する。

カーシェア使用時間を管理するDigitalkeyとFREEKEYアプリは、株式会社東海理化提供だ。AIは、半径3キロ圏内を20分以内で配送するという、物流で使用する仕組みを応用している。

なお、実証実験の目的は、ハード・ソフトとしての機能の確認、および実フィールドでユーザーが利用した結果得られた課題の抽出、利用状況等の確認だ。LOMAは、車の所有から利用への社会変革ニーズを取り込んでいくと述べている。

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