Luup、飲酒運転防止に向けた取り組み強化 有人での安全啓発活動も実施
2022/10/19(水)
株式会社Luup(以下、Luup)は、関係省庁、ならびに業界団体と協議を行った上で、飲酒運転防止に向けた取り組みをさらに強化する。10月17日付のプレスリリースで明かした。
同取り組みは、電動キックボードの利用者増加とともに一部で発生している違法走行の現状、そして2022年9月25日に発生した交通事故も踏まえたものだ。東京海上ホールディングス株式会社(以下、東京海上)と連携して進め、電動キックボードの交通ルールへの理解がさらに浸透することを目指す。具体的には、「繁華街における一部ポートでの有人での安全啓発活動」、「利用時の注意喚起画面のアップデート」を実施する。「繁華街における一部ポートでの有人での安全啓発活動」では、都内の主要な繁華街で、酒類を提供し、かつ深夜まで営業している飲食店が集中する場所に近いポートや、深夜の利用数の多いポートで、一定期間・時間帯にて、警備員を配置し、安全啓発活動を行う。
さらに、対象ポートで乗車するユーザーへ声がけを行い、飲酒運転が違法であることを伝達し、飲酒していないかどうかを確認する。同時に、東京海上とLuupが共同で制作した電動キックボードのガイドブックを配布する。
「利用時の注意喚起画面のアップデート」では、飲酒運転に関するアプリ内での注意喚起を強化した。電動キックボードのライド前には、毎回飲酒運転について注意を促す画面を表示しているが、「飲酒運転が発覚した利用者はアカウント凍結される」旨や、法律上も罰則規定がある点を強調する内容にアップデートした。
また、Luupは、これまでにも「運転免許証の登録」、「交通ルールテストの全問正解」といった取り組みを行っている。交通ルールテストは、関係省庁により監修、作成されているものだ。
くわえて、交通ルールを理解し、運転免許証の登録が完了しているにもかかわらず、一部の悪質な利用者による違法走行(飲酒運転、歩道走行等)が発生した場合は、警察と連携し、重大な違反が確認できた際にはアカウント凍結等の措置をとっている。
ほかにも、安心してLUUPに乗車できるよう、「自動的な保険適用」、「安全講習会」、「車両アップデート」、「ガイドブック制作」を実施中だ。同ガイドブックは、Speaker Deckでも全ページを無償で公開されている。
さらに、同社は、YouTubeでの交通ルール動画の公開や、LUUPアンバサダーによるルール啓発投稿等、さまざまな取り組みを行っている。なお、同社は、電動キックボードの正しい走行ルールの啓発に引き続き力を入れていくと述べている。