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Luupと小田急電鉄が提携、下北線路街で電動自転車シェアサービス開始

2020/9/8(火)

電動マイクロモビリティサービスを展開するLuup(ループ)が4日、小田急電鉄と提携し、下北線路街で小型電動アシスト自転車のシェアサイクルサービスを開始することを発表した。

今回の発表でLuupは、現在の公共交通機関の環境について2つの問題点を挙げている。1つ目が移動手段に対する需要過多、2つ目は駅やバス停などから最終目的地までをカバーする移動手段が、基本的にバス・徒歩・自転車に限定されていることである。こういった問題点に対し、駅から自宅・職場へのスムーズな移動を可能にすることが、今回の提携およびサービスの目的となる。

スムーズな移動手段の提供から、2つの効果が得られるとLuupは考えている。1つは満員電車や道路の混雑の緩和、もう1つが物件や商業施設の評価見直しである。物件や商業施設の評価ポイントには、交通機関へのアクセスが含まれている。このため「駅から遠い」ことはマイナスポイントとなっていた。しかしスムーズな移動手段が可能になることで、交通機関へのアクセスの重要度は低くなる。そして「駅から遠い」という理由から価値が低く見積もられていた物件や商業施設が、より適切な評価を得られるようになるというものである。

下北線路街でのシェアサイクルサービスは、8月25日から開始している。小型電動アシスト自転車の設置ポイントは、下北沢駅から徒歩4分地点にある下北沢交番横の空き地と、世田谷代田駅から徒歩3分地点にあるBONUS TRACKの駐車場の2カ所である。またLuupは、小田急電鉄との連携を引き続き進めることで、設置ポイントの拡大と街の人々の日々の移動における利便性向上を目指すとしている。



なおループの提供しているシェアサイクルサービスは、2020年5月25日より渋谷区、目黒区、港区、世田谷区、品川区、新宿区の6エリアの一部で既に展開している。ループによると、これらのエリアでは通勤や買い物などの日々の短距離移動に、このサービスが活用されているという。

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