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LuupとJR東、烏山線 宝積寺駅にシェアサイクル導入 サイクルツーリズムで沿線活性化へ

2025/9/18(木)

LuupとJR東日本 大宮支社は、栃木県のJR烏山線 宝積寺駅に電動アシスト自転車のシェアリングサービス「LUUP」を導入する。2025年10月18日からサービスを開始し、鉄道利用者の二次交通として活用。駅から少し離れた観光スポットへのアクセスを向上させ、サイクルツーリズムによる沿線地域の活性化と鉄道利用の促進を目指す。
今回の取り組みは、自治体や企業が主体となってLUUPを導入・運営するプログラム「LUUP for Community」の一環として実施される。JR烏山線の沿線には、駅から徒歩でのアクセスが難しい魅力的な観光地やグルメスポットが点在しており、二次交通の確保が課題となっていた。

この課題を解決するため、LuupとJR東日本は連携し、烏山線の起点駅である宝積寺駅の西口駅前広場にLUUPのポートを設置。電動アシスト自転車を10台配置し、24時間利用可能なサービスとして提供する。利用料金は1時間300円(税込)。

鉄道とシェアサイクルを組み合わせることで、利用者は駅を拠点に自由な周遊観光を楽しめるようになる。これにより、これまで訪れにくかった場所の魅力が再発見され、新たな観光流動が生まれることが期待される。JR東日本にとっては、沿線地域の魅力向上を通じて、烏山線自体の利用促進につなげる狙いがある。また、観光利用だけでなく、沿線住民の日常的な移動手段としての利便性向上にも貢献する。

サービス開始日である10月18日には、JR東日本が企画する「烏山線サイクルトレイン」も運行を開始する。サイクルトレインの利用者もLUUPを利用でき、鉄道とシェアサイクルを組み合わせた新しい旅のスタイルを提案していく。

Luupは「LUUP for Community」を通じて、都市部だけでなく、全国各地の移動課題解決に貢献していく方針だ。今回のJR東日本との連携は、鉄道駅をハブとした地域交通ネットワーク構築のモデルケースとなる可能性がある。

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