混雑度への取り組みまとめ(マップ)【2020年~2021年4月】
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2021/5/24(月)
人の移動は、バスや鉄道・地下鉄だけではなく、観光地や商業施設といった特定地点の混雑度にも大きな意味を持っている。こういった場所での混雑、および目的地に到達するために移動手段での混雑の分散・解消は課題の1つとなっている。複数の企業や団体がこの課題に取り組んでおり、中には新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、after/withコロナを見越した取り組みも登場した。当記事では、地図を使った混雑に関する取り組みをまとめる。
なお、混雑に関するバスの取り組み、電車・地下鉄の取り組みも過去記事でまとめている。
株式会社MaaS Tech Japan(以下、MaaS Tech Japan)
株式会社MaaS Tech Japanは、これまで開発を進めてきた移動情報統合データ基盤(以下、MaaSデータ基盤「TraISARE」)のβ版の開発が完了し、MaaSデータ基盤「TraISARE」を活用したユースケースの一つとして交通データ×人流データによる混雑情報ダッシュボード 「PeopleFlow」を公開した。2021年4月22日付のプレスリリースで発表している。MaaS Tech Japanは、さまざまなモビリティデータを活用したMaaSの社会実装による交通DXの実現に向け、多様な形式・フォーマットで保有されているモビリティデータを連携させ、分析・予測を可能とする「TraISARE」の開発を2019年から進めてきた。β版の開発完了により、「TraISARE」は、国内の1万以上の交通事業者が保有する数々のデータ全ての取り扱いが可能となる。
PeopleFlowは、平常時の混雑予測情報(将来の混雜予測情報)、遅延時の混雜参考情報(過去の類似日の混雑情報)を提供することで、利用者の混雑を避けた安心・安全な移動を支援する。なおMaaS Tech Japanは、今後、都市・交通分野におけるモビリティデータの利活用を促進するため、TraISAREの開発をさらに進めるとともに、モビリティデータを持つ事業者、自治体を広く募り、TraISARE活用のユースケースを創出し、サービスの社会実装を進めると述べている。
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