グリーン水素でe-メタン製造 丸紅ら、ペルーで詳細検討開始へ
2023/8/23(水)
丸紅株式会社(以下、丸紅)らは8月22日、グリーン水素※1とCO2を原料としてe-メタン※2を製造する事業(以下、メタネーション事業)の詳細検討(以下、Pre-FEED)を開始する共同調査契約締結を発表した。
※1 再生可能エネルギーを用いて、水を電気分解することで得られた水素
※2 グリーン水素等の非化石エネルギー源を原料として製造された合成メタン(日本ガス協会HPからの引用)
今回の取り組みは、丸紅、PERU LNG S.R.L(以下、PERU LNG)、および大阪ガス株式会社(以下、大阪ガス)の3社で実施する。取り組みの目的は、ペルー共和国におけるe-メタンの製造だ。※2 グリーン水素等の非化石エネルギー源を原料として製造された合成メタン(日本ガス協会HPからの引用)
3社は、メタネーション事業の初期検討を2022年7月より実施してきた。初期検討では、年間約6万トンのe-メタンを製造するために必要な再生可能エネルギーと、CO2の調達可能性を調査するとともに、事業性の検討を実施。その結果として、再生可能エネルギーとPERU LNGの液化基地から回収するCO2を原料として、価格競争力のあるe-メタンを製造できる可能性があることを確認している。
また、3社は、次の段階となるPre-FEEDにおいて、再生可能エネルギーおよびCO2などの原料調達の条件協議やプラントの仕様検討、詳細な事業性の算定を行う予定だ。さらに、Pre-FEEDを経て、2025年に投資意思決定を行い、2030年にはe-メタンの製造・販売を開始することを目指すという。
(出典:丸紅 Webサイトより)