【特集】自動運転バスで駅と空港を結ぶ。全国に先駆けた小松市の社会実装/宮橋市長インタビュー
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2026/3/4(水)
小松市は2024年3月、JR小松駅と小松空港を結ぶ路線バスで自動運転の通年運行を開始した。走行距離は片道約4.4キロ、所要時間は約15分。開始から1年9ヵ月で、延べ3万5,000人以上が利用している。なぜ小松市は全国に先駆けて自動運転バスの社会実装に挑んだのか。自動運転バス導入の背景や今後の展望について、小松市長の宮橋勝栄氏に話を聞いた。
取材/モビリティジャーナリスト 楠田悦子
文/LIGARE記者 平井千恵美
取材/モビリティジャーナリスト 楠田悦子
文/LIGARE記者 平井千恵美

小松市 市長 宮橋 勝栄(みはやし しょうえい)氏
1979年生まれ、立教大学観光学部卒業。2011年より小松市会議員(2期)を務める。小松市西尾児童クラブ施設運営、道の駅プロジェクト(福井県南越前町)参画を経て、2021年4月より現職。
全国に先駆けた自動運転バス導入の狙い
――小松市は、なぜ全国に先駆けて自動運転バスを導入したのでしょうか?
宮橋氏:小松市には、小松空港と2024年に北陸新幹線が延伸開業したJR小松駅という空と陸を結ぶ2つの重要な交通拠点があります。空港とフル規格の新幹線駅との間の距離としては、国内でも2番目に短い(小松市調べ)約4.4キロで、全国的に見ても恵まれた条件です。
一方で、空港はどうしても通過点になりやすく、市内に人が滞留しにくいことが課題でした。空路と鉄道の両方を最大限に生かし、駅から空港、そして市街地へと人の流れをつくれば、小松市だけでなく北陸地方全体の成長にもつながると考えています。そのために、将来を見据えた次世代の交通手段として、自動運転バスによる駅・空港間アクセスの強化に踏み切りました。
――アクセス強化の手段として自動運転を選んだ理由を教えてください。
宮橋氏:大きな背景にあるのは、全国共通の課題であるバス運転手の不足です。小松市も例外ではなく、今後さらに高齢化が進むなか、従来通り人手に依存した公共交通を維持し続けるのは現実的ではありません。
だからこそ、持続可能な公共交通を残すために、早い段階で自動運転という選択肢を検討しました。単なる省人化ではなく、運行の安定性や効率性を高め、市民や来訪者にとって当たり前に使える公共交通として根付かせることが目的です。
――他自治体で導入されている自動運転サービスのモデルを採用しなかったのはなぜですか?
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