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Mellowがトヨタファイナンシャルサービス、PKSHA SPARX アルゴリズム1号から総額5億円の資金調達を実施

2020/2/12(水)

メロウ経営陣の写真

前列右から: 社外取締役 小寺 信也氏(TFS-KINTO)、代表取締役 森口 拓也氏、同左 石澤 正芳氏、社外取締役 上野山 勝也氏(PKSHA)
後列右から: 社外取締役 井上 佳三氏、取締役 前村 秀之氏、同左 山本 英人氏、同左 増田 寛人氏、監査役 中西 弘士氏

モビリティビジネス・プラットフォーム「TLUNCH」を展開する株式会社Mellow(以下、メロウ)は、トヨタファイナンシャルサービス株式会社(以下、TFS)と、株式会社SMBC信託銀行(特定金外信託 PKSHA SPARX アルゴリズム1号※1) を引受先とする第三者割当増資により、5億円の資金調達を行ったと発表した。メロウの創業から今回の調達を含めた累計調達額は約9億円に達する。同社は、「ショップ・モビリティ※2による豊かなまちづくりを推進し、安心・安全なサービスの開発体制をさらに強化」するとしている。
※1 PKSHA SPARX アルゴリズム1号:株式会社PKSHA Technology(以下、PKSHA)と、スパークス・グループ株式会社の共同設立ファンド
※2 ショップ・モビリティ:移動型店舗のこと。フードトラックをはじめとし、移動型アパレル店や移動型マッサージ店などがある(メロウ プレスリリースより)

■資金調達の目的と背景

メロウは、ショップ・モビリティ活かしたまちづくりの推進、安心・安全で豊かなサービスの提供に取り組んできた。同社の発表によると、創業から約4年で月次の流通総額は1億円を越える規模へと成長したという。今回の資金調達は、TFS、PKSHAの両社と、「新たなモビリティビジネスを創出し、未来の街づくりをアップデートする」という目的を共有して実現したもの。調達した資金は、ショップ・モビリティ運営拠点の開発や開業者支援体制の強化、ITシステム基盤の拡張に充てられる。

メロウは今回の資金調達に合わせて、小寺信也氏(TFS上級副社長/株式会社KINTO代表取締役社長)と上野山勝也氏(PKSHA代表取締役)を社外取締役に迎えた。メロウが持つモビリティビジネスに関するプラットフォーム基盤と、TFS、PKSHAの持つさまざまな強みや知見をかけ合わせ、MaaSが普及した社会あるいはスマートシティ時代を見据えながら、ショップ・モビリティ市場のさらなる拡大を目的とした協業を推進していく考えだ。

■TLUNCHとは

メロウが手掛ける「TLUNCH」は、ビルの空きスペースとフードトラックをマッチングし、ランチスペースを街中に創造するプラットフォーム。オフィス街を中心に、大学、病院、物流倉庫、建設現場といったさまざまな営業場所を開発し、現在は首都圏および関西エリア合わせて190カ所で営業しており、全国展開を進めている。また、790店舗の提携フードトラックと共に音楽フェス等のイベントでの飲食エリアも運営している。今後はフードトラック開業希望者の事業計画や、コンセプト策定のサポートをはじめとした開業支援体制を強化する方針だという。

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