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三菱重工エンジニアリング、インフラの運転・保守支援サービスを提供開始

2021/4/20(火)

三菱重工グループの三菱重工エンジニアリング株式会社(以下、MHIENG)は4月19日、交通システムやプラントなどといった社会インフラの運転・保守を総合的に支援するデジタルサービスプラットフォーム「optimaX(オプティマックス:商標特許出願中)」を提供すると発表した。

交通システムやプラント分野では、従来型の定期的な点検・保守実施(TBM)から、IoT技術を活用した状態モニタリングによる最適タイミングの予防保全(CBM)を志向する企業が増えつつあるという。「optimaX」はこのようなニーズに応え、TBMからCBMへの円滑な移行を強力に支援する。

「optimaX」は、MHIENGがこれまで新交通システムやCO2回収設備分野で提供してきた各種デジタルサービスを整理・統合しパッケージ化したものだ。環境保護や社会生活を支える多様なインフラの運転・保守に伴う課題を解決するソリューションとして、市場での適用先をさらに拡大していくという。

「optimaX」の特徴は、「設備稼働率の維持・向上」「運転・保守コストの最適化、リソースの適正化」「安全性向上・事故防止」などだ。「optimaX」を使うことで、故障や不具合の予兆検知、業務効率化、故障や不具合を予防するための定期的な保全(予防保全)の最適化などが可能になる。また、防衛分野で培った三菱重工独自の制御システム向け技術である「InteRSePT」を適用し、サイバー・セキュリティの強化にも貢献する。

optimaXの機能マップ



MHIENGは、三菱重工グループにおける成長領域であるカーボンニュートラル社会の実現に向けたエナジートランジション(低環境負荷エネルギーへの転換)、モビリティの電化・知能化やサイバー・セキュリティの民需領域への適用の一翼を担う事業会社として、三菱重工や各事業会社と連携し、便利で快適な生活、安全・安心な社会の構築に貢献していくと述べている。

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