駅探と未来シェアが業務提携 MaaS領域を相互に強化
2020/9/2(水)
公共交通の乗換案内サービスを提供する株式会社駅探と、AIを活用したオンデマンド型配車システム等を提供する株式会社未来シェアは、日本国内における両社のMaaS事業推進を目的とした業務提携に関する基本合意書を締結した。
駅探は新経営方針および新事業コンセプト「From the Stations ~駅から始めよう~」を2020年8月6日に発表。これまで培ってきた乗換案内サービスでの実績、経路検索、最適ルート検索などの技術を活用し、MaaS領域で事業展開を推進する方針だ。未来シェアは少子高齢化や過疎地域の拡大、都市部への一極集中による公共交通に関わる社会的問題解決に向け、AIを活用したリアルタイムオンデマンド型運行システム等を提供し乗り合い車両の配車システムによる実証実験、実用化を全国で重ねてきた実績を持つ。
乗換案内サービス等の実績を持つ駅探と公共交通以外の移動手段に対するオンデマンド型のモビリティサービス・技術、MaaS領域における実証実験の実績やノウハウのある未来シェアが業務提携を行うことで、両社のMaaS分野における事業の推進につなげるねらい。
未来シェアの代表取締役である松舘渉氏は、駅探の社外取締役も兼任しており、このことから両社のMaaS事業を事業面での強力なサポート関係の下で推進することをめざす。
今回の業務提携において、未来シェアからはオンデマンド配車機能やMaaSに関する二次交通情報の提供、駅探からは公共交通機関など定時制のある移動手段の経路検索機能や決済機能を含めたMaaSプラットフォーム、また観光型MaaSに対応したインバウンドプロモーション機能の提供を行う。