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三菱地所、BRICKS FUND TOKYO開始 成長産業共創を目指す

2022/3/31(木)

3つの投資テーマと
12の注目領域

三菱地所株式会社(以下、三菱地所)は、社会課題の解決や産業構造の転換など中長期的な社会インパクトの創出に挑むスタートアップへ投資する「BRICKS FUND TOKYO by Mitsubishi Estate」を開始する。3月30日付のプレスリリースで明かした。

同ファンドは、「起業家のビジョンを社会に実装し 次の時代の礎を築く」をミッションに、3つの投資テーマ・12の注目領域を設定している。出資先に対しては、三菱地所グループの経営基盤を生かした営業支援、大丸有エリア等における実証実験の実施、事業共創・協業の推進といった社会実装支援を通じ、中長期的な企業価値向上に貢献する方針だ。ファンド運営にあたっては、独立系ベンチャーキャピタルのプライムパートナーズと共同運営し、投資先の選定や経営支援などの体制を強化する。今後5年間で国内外のスタートアップに 100億円程度の出資を想定、出資したスタートアップの技術やサービスの社会実装を支援し、成長産業の共創を目指す。

三菱地所はこれまでも、アクセラレータープログラムの実施のほか、スタートアップ・エコシステムの形成に向け、スタートアップ向け施設やイノベーション拠点の整備を進めてきた。また、国内外のスタートアップやベンチャーキャピタル等に対し、2016年より累計約200億円を出資(コミットメント分含む)し、新事業案件の発掘や既存事業とのシナジー創出を図っている。

また、三菱地所は、同ファンドの設立により、既存事業の枠にとらわれないイノベーションの創出とビジネスモデル革新を一層加速させ、成長領域における国内外のスタートアップの探索・共創機能を強化する。今後、スタートアップ等とのオープンイノベーションをさらに推進し、ビジネスモデル革新の実現を目指すとともに、日本のスタートアップ・エコシステムの発展に貢献すると述べている。

なお、スタートアップ・エコシステムに対する出資総額は、国内外のベンチャーキャピタルへの投資などと併せ、2020年代半ばまでに累計500億円(コミットメント分含む)となる見込みだ。



(出典:三菱地所 Webサイトより)

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