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三菱ふそうとコープさっぽろ、EVトラックによる配送業務の実証実験実施

2021/11/26(金)

MFTBCが実証に使用する「eCanter」

三菱ふそうトラック・バス株式会社(以下、MFTBC)は、電気小型トラック「eCanter」を用いた配送業務の実証実験を北海道内で2022年に実施する。11月24日付のプレスリリースで明かした。生活協同組合コープさっぽろ(以下、コープさっぽろ)とともに行う。

カーボンニュートラル輸送の実現に向けた動きが世界的に拡大している。「eCanter」は、そのような中で、さまざまな用途の配送における排出ガス削減に貢献するトラックだ。従来のディーゼル車と比較して騒音や振動が少ないため、特に都市内輸送における配送ニーズに対応している。ドライバーの負担を軽減する車両としても、これまで国内外のユーザーから高く評価されているという。また、「eCanter」は、既にノルウェーやフィンランドといった寒さが厳しい地域から、スペインなどの温暖な地域まで、多様な環境下にある国々で稼働している。

同実証実験は、コープさっぽろの宅配システム「トドック」での使用において実施される。寒冷地である札幌市内において、特に市街地や傾斜地での実走行距離や充電・配送時間やバッテリーの消費電力などのデータを測定。そして、同社の配送実務における「eCanter」の性能を実証する。

コープさっぽろは、物流におけるCO2排出量削減を推進し、北海道内での宅配業務のカーボンニュートラル化におけるさらなる取り組みとして、今回の実証を行う。同実証実験は、2022年1月に実施する予定だ。

なお、MFTBCは、今回の配送業務での実証実験を日本の寒冷地で問題なく使用できることをユーザーに体感してもらうもらう良い機会としてとらえているという。そして、カーボンニュートラルな輸送の実現を目指す事業者のビジネスに貢献すると述べている。

(出典:三菱ふそう Webサイトより)

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