三井不動産、南大沢駅周辺地区での実証実験に参画 回遊性やにぎわい創出へ
2021/10/26(火)
三井不動産株式会社(以下、三井不動産)は、「南大沢スマートシティ協議会」の協議会委員として、11月1日より実証実験に参画する。10月25日付のプレスリリースで明かした。
南大沢駅周辺地区は、地区の内外から多くの人が訪れるにぎわいのある拠点が形成されている一方、丘陵地であるため居住者の移動に負担がかかっている。同協議会は、このような高齢化を見据えた取り組みについて強い課題意識を持っているという。同協議会は、そのような課題を解決すべく、最先端技術の活用を図る。さらに、南大沢駅周辺地区において持続可能なスマートシティの構築を目指し、さまざまな検討を行ってきた。 その一環として、電動シェアサイクルを含むMaaSを活用したまちの回遊性やにぎわいを創出するための実証実験を実施する。
同実証実験では、2021年11月1日~11月30日に、「めぐって 遊んで トクして 南大沢を楽しもう」と題するにぎわい月間を開催する。南大沢駅周辺地区には、同社グループが管理・運営する「三井アウトレットパーク 多摩南大沢」(以下、MOP多摩南大沢)がある。MOP多摩南大沢をはじめとする南大沢駅周辺地区内の商業施設、公園等でも各種キャンペーンやイベントを開催する予定だ。
同キャンペーンには、スマートフォン専用サービス「TAMa-GO(たま・ごー)」や、スマホアプリ「The★TIMESALE」を活用する。「TAMa-GO」は京王電鉄の提供するスマホサービスで、Webチケット販売や、おすすめスポット情報をマップで紹介している。同キャンペーンでは、MOP多摩南大沢などの商業施設で使用可能なお買い物券の割引販売や、デジタルスタンプラリーを開催する。株式会社べスプラの提供するスマホアプリ「スマホアプリ「The★TIMESALE」では、周辺店舗のタイムセール情報を配信する予定だ。
なお、同社は、MOP多摩南大沢での取り組みを通し、引き続き同協議会の一員としてさまざまな取り組みに参加すると述べている。