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自動運転の「標準モデル整備」が必要、自治体・事業者アンケートで75%が回答

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2026/2/9(月)

プレ勉強会の様子
写真左から
石川県小松市 宮橋勝栄市長
神奈川工科大学 先進自動車研究所 所長 特任教授 井上秀雄氏
日本自動車研究所 所長 鎌田実氏

モビリティエコシステムフォーラムは、自動運転の社会実装に向けて産官学で協議し、共通認識を形成する場として発足した。本格始動に先立ち、The Autoware Foundationとティアフォーはプレ勉強会を共催。終了後には、自治体と事業者が求める情報や課題意識を把握するため、参加者へのアンケート調査を実施した。

その結果、自治体・事業者は、実装事例や導入までのロードマップを共有し、議論する「共創の場」を求めていることが明らかになった。加えて、中型バスを中心にレベル4車両の導入への関心が高いことや、オペレーション設計における標準モデルの不足を問題視していることも判明した。

自治体・事業者が求めるのは「現実的な学び」

プレ勉強会では、研究者や自治体の首長らが国内における自動運転の最新動向や石川県小松市での事例について講演するとともに、安全対策やコスト削減に関するパネルディスカッションを行った。

アンケートには71名が回答。その69%が自治体の関係者で、交通政策や都市計画に携わる実務の担当者から管理職までバランスよく含まれている。地域分布は全国に及び、自動運転が一部の先進自治体だけでなく、全国的に注目度の高いテーマであることを示した。

プレ勉強会の評価は極めて高く、「大変参考になった」「参考になった」と回答した参加者は98.6%であった。背景には、国の政策動向や最新技術、他地域の事例といった、日常業務では把握しきれない情報を一度に得られる場への需要の高さがある。プレ勉強会の内容は「実務に直結する現実的な学び」として関係者の関心を集めた。

レベル4導入、自治体・事業者は中型バスを軸に検討

現在は自動運転レベル2が中心であり、レベル4を導入している事例はまだ限られる。技術や法整備、社会受容性といった課題は残るものの、国は「RoAD to the L4」などのプロジェクトを通じて後押ししている。

アンケートでは、本格導入を見据え、自治体が想定するレベル4の車両タイプと導入台数を尋ねた。対象は、車両調達の意思決定に関与する可能性が高い30名で、定員30名の中型バス、定員15名の小型バス、定員4名の超小型モビリティに分けて調査している。

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